馬鹿馬鹿しくて好き。

レモ村さん1 のコピー



昨日の漫画のモノリスは「2001年宇宙の旅」 に登場する物体ですが、もしかして今の若いひとは「2001年宇宙の旅」を観てなかったりするのかな…私の感覚では日本人の90パーセントが観てるという認識なんだけど。それくらい映画史に燦然と輝く名作だと思ってます。


知らない人に簡単に説明すると…いや、知らない人なんていないと思うんですけど…

「地球外生命体の作ったモノリスという装置が猿に知恵を与え、やがて、それが人類になり、宇宙を自由に行き来するまでに進化した。すると今度は月でモノリスが発掘され、それに人が手を触れると宇宙のどこかに信号を送りはじめる。
一方、優秀な科学者と世界最高のAIコンピューターHAL9000を載せた宇宙船が木星探索の旅に出ていた。
しかし、HAL9000に不具合が発生すると、彼は恐ろしい行為に出るのだった」


という内容です。ただの黒い板のモノリス、ただの赤いランプのHAL9000など、その時代にしてはかなり先鋭的なデザインで今も古さを感じさせません。


CGのない時代によくぞここまで…と感嘆します。
無重力で宙を浮くボールペンはガラス板に貼り付けたものをゆっくり動かして撮影してたりします。 


冒頭、猿が骨を使って他の猿を殺し、それを天高く投げるとそれがそのまま地球軌道の衛星に変わりますが、この衛星はただの衛星ではなく核兵器を搭載して軍事衛星だそうです。
武器から武器への見事な切り替わり。でも、映画を観ただけではただの衛星にしかみえないんですよね…。 


セリフが少なくてそれが故に「難解だ」って当時から批判されてきたけど、そこがいいのに…。
 

あと、エヴァQに出てくる不味そうなネルフ飯は明らかにこの映画の機内食のオマージュです。 

LINEで読者になる


スキウサギ 6 (6) (書籍扱いコミックス)
キューライス
秋田書店
2021-12-20