2015/09
食べたい映画「パルプフィクション」のシェーキ
レストランで強盗を企てるカップル、マフィアの殺し屋二人組、ボスの妻、八百長を依頼されたボクサー、様々な人間の思惑が交錯するオムニバス形式の映画。
中学生の頃、タランティーノに没頭していた私、でも、自分の部屋にテレビデオを置いてもらえなかったので、「パルプフィクション」の音声だけをテープに録音して繰り返し聞いていた思い出がある本作。
マフィアの殺し屋であるヴィンセントが、ボスの奥さんであるミアをデートに連れていく場面、映画スターのそっくりさんがウェイトレスを務めるレストランで、ミアが注文するのが5ドルもする『マーティン・ルイス』という名のミルクシェイク。
正直、日本人にとってシェイクが5ドルというのが高いのか安いのかわからないが、少なくともヴィンセントには驚愕の値段のようで、「5ドル?お酒も入ってない、ただのシェイクが?」とウエイターに尋ねる。
このシェイクが美味そうなのだ、「5ドルもする」という概念がそうさせるのだろうか、ちょこんと乗ったチェリーも光って見える…。ヴィンセントも「ちょっといいかな?」と一口シェイクを吸っている。(この時、彼が本当に心の底から美味しいと思っているか、思っていないかで一緒に観ている人と、ちょっとした口論ができるとかできないとか…)
「ビリー・エリオット ミュージカルライブ」
知人からブルーレイを借りて鑑賞した「ビリー・エリオット ミュージカルライブ」。
イギリスの貧しい炭鉱街の少年がバレエダンサーを目指す、映画「リトルダンサー」のミュージカル版。
最初は反発する父が、息子の真摯な姿勢に心を打たれ、やがて息子の夢を叶えてやるために必死になる姿には涙を禁じ得ないです。
苛立ち、悩みを抱えながらもジェンダーの壁を乗り越え、真っ直ぐ進む主人公ビリーに共感できない者がいるだろうか。
エルトン・ジョンによる楽曲の数々もさることながら主役を演じた11歳のエリオット・ハンナが凄い!ながーい上演中ずっと舞台に出ずっぱりなのに、些かも衰えることなく踊るは歌うは舞うはで…。特に第一幕の幕切れの絶叫を上げながらのタップなんてもう…。
そのエネルギーの凄さたるや小さな体に巨大な何かが入っているようなイメージ。
ビリー・エリオット ミュージカルライブ ?リトル・ダンサー [Blu-ray]
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