シャイニング
私の基本的な方針は「描き込まない」「上手く描こうとしない」ですが、映画イラストとなるとどうしても俳優をリアルに描き込みすぎてしまいます。
なので今回はこんな感じに描きました。
このゆるいホテルの中で気が触れたジャック・ニコルソンが斧を持ってうろうろしているのを想像すると面白いですね。
私の基本的な方針は「描き込まない」「上手く描こうとしない」ですが、映画イラストとなるとどうしても俳優をリアルに描き込みすぎてしまいます。
なので今回はこんな感じに描きました。
このゆるいホテルの中で気が触れたジャック・ニコルソンが斧を持ってうろうろしているのを想像すると面白いですね。
私はサウナが大好きなのですが、そんなサウナに欠かせないもの、それが水風呂です。
己の限界まで体を熱した後、水風呂に浸かりクールダウンする…絵を描くこと以外に生き甲斐がない私にとっては大切な一時です。
しかし、そんな至福の時間を台無しにする無頼の輩がいるのです。それは水風呂に入る前に掛け湯をしない人の存在です。
水風呂に入る前に汗や汚れを流すのはサウナを嗜むものにとっての最低限のマナー。それを平気で無視する人がたくさんいることに驚きを隠せません。
掛け湯をしない…、それは土足で人の家に上がりこむようなものであり、「羊たちの沈黙」のレクター博士との会食にTシャツで訪れるようなものです。つまり大変無礼なことなのです。
もし、将来、私の娘が結婚することになった場合、私はその相手の男とサウナに行きます。そこで彼がきちんと掛け湯をするならば良し、掛け湯をしないようであれば結婚の話は無かったことにして貰います。
マナーが紳士を作るのです。
まずは結婚相手から探さないといけませんが…。
ところで久しぶりに「羊たちの沈黙」を見ると、アンソニー・ホプキンスの若さに驚かされますね。
この工程を何度も何度も繰り返して…
こんなの作れないかしら?もしくは誰か作ってくれないかしら…
思春期のハイライト、中学時代。
まだ短編アニメーションともイラストとも出会っていなかった、私の楽しみといえばジャンプを読むことと、ひとりで映画館に行くこと、そして、七宝焼きを作ることでした。
当時美術部に所属していた私は、放課後になると美術室に入り浸り、デッサンするでも彫刻する訳でもなく、ひたすら七宝焼きを焼いていたのです。
ペースト状のガラスの粉(釉薬)を銅板に盛り、800℃の電気オーブンで焼く工芸品。ちょっとでも釉薬を盛りすぎると、全部銅板から流れ落ちてしまうのです。
800℃の高温でガラスを溶かす作業にロマンを感じ、中学生の私は夢中になってしまいました。今も昔も、熱中するとひたすらに作り続ける性質の私は釉薬や銅板、ガラスのビーズを求めて田舎の画材店を自転車でハシゴしたものです。
それでもなかなか銅板が手に入らず、少しでも気に入らない七宝焼きはすぐにハンマーで叩き割り、型を整えて再び使用していました。
気分は「ちがう!」と叫びながら焼きあがった壺を叩き割る、気難しい陶芸家のそれでした。また、いつか再挑戦してみたいものです。老後かな?