キューライス記

漫画家、絵本作家、イラストレーター、ときどきアニメーション作家のキューライス(坂元友介)のブログです。

2017/05

18時、いよいよ、プレビューチケットを使ってリニューアルされた「タートルトーク」へ赴く。   ここではウミガメのクラッシュとゲストのコミュニケーションが楽しめる。 アトラクションに「会話」というコミュニケーションを導入するとはさすがである。   いつもながらクラ ... MORE

18時、いよいよ、プレビューチケットを使ってリニューアルされた「タートルトーク」へ赴く。

 

ここではウミガメのクラッシュとゲストのコミュニケーションが楽しめる。

アトラクションに「会話」というコミュニケーションを導入するとはさすがである。

 

いつもながらクラッシュの受け答えは軽妙で楽しい、リニューアルによって、いろんなパターンが楽しめるそうだが我々が出くわしたのはシロイルカのベイリーがエコロケーションを披露してくれるパターンだった。

 

う~~~~~」と言いながらおでこの部分がぼこぼこ動くあれだ。

 

どんな質問をしたら一番面白いクラッシュの回答を引き出せるか…」を本気で考え込んで、結局毎回、質問候補者として手をあげられない、そんな私とウサギであった。

 

(ここでクラッシュの絵を描きたいところではあるがラセターに怒られたら怖いのでやめておく)

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19時、プレビューチケットを使い新アトラクション「ニモ&フレンズ・シーライダー」に乗り込む。

人気アトラクション「ストームライダー」を廃止して作った経緯もあり、新しいアトラクションの誕生を素直に喜べない人も多いと聞く。

 

「ストームライダー」の大ファンだったというウサギをは「俺のデイヴィスを返せ…」とブツブツ言っている。

 

乗船する前にキャストの方がことのあらましを説明する。

なんでも電気を通すと小さくなるチヂミニウムという新素材を発見し、その素材で作られたのが潜水艇シーライダーなのだそうだ。

 

ということは人が乗ったまま、シーライダーが小さくなったら中の人間は「ぴゅちっ」っとなってしまうのではないか?と危ぶんだが、そこはうまいことシーライダーの中の人間も縮むのだそうだ、安心である。

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シーライダーに乗り込んだ我々はお魚サイズに縮み、海中に潜航する。

 

海の中はニモやドリー、マーリンなどでいっぱいだ。楽しい仲間たちと美しい海の中を探索する。行き先や展開も何パターンかあるらしい、水しぶきがちょっとだけ飛んでくる。

 

映像の動きがなかなか激しいので酔いやすい人は要注意だ、酔いに強い私でさえ少し気持ち悪いと感じてしまった。

 

しかし、ニモたちとお魚のサイズになってちょっとした冒険ができるのは非常に楽しい体験であった。とくに子供さんは大喜びすること請け合いであろう。

 

 その後、私はウサギと連れ立って、メディテレーニアンハーバーへ向かった。

画家のカナレットに由来したイタリアンレストラン「リストラン・テ・デ・カナレット」をプライオリってあるのだ(予約してあるのだ)。

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シーのレストランの中では高級な部類にあたるこのレストラン、

高い天井に、

本格的ピッツァ窯、

LEDじゃないテーブルランプ、

ちょっとずつ運ばれてくる料理

デートするのにもってこいの雰囲気だが、こっちの連れ合いは残念ながらだ。

4200円のディナーコースをそれぞれ注文する。

 

鴨肉と砂肝のコンフィ、バルサミコソース、三種のラビオリ、マルサラソース、鶏肉のインヴォルチーニ…次々に運ばれてくる美味しい料理の数々、マルサラソースやインヴォルチーニがいったいなんなのか正体はわからず仕舞いだったが、美味しいものは美味しい。

 

変わった盛り付けのティラミスも面白い。ハイタワー三世がそっと葉巻を置いたみたいにも見える

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また、あったかいパンが食べ放題なので糖質制限を真っ向から否定したい人にはたまらないお店であろう。

 

ワインが進み酔いも回ると、かつてないほどの眠気に襲われる、この日午前一時から起きてるのだから当然だ。

ウサギと「アナとエルサどっちを選ぶ?」という果てしなくどうでもいい議論をしていた所、気がついたら時刻は22時を過ぎていた。

 

我々はそそくさと冒険とイマジネーションの海を後にした。

やっぱりディズニーリゾートは愉しい、それから帰りがてらウサギの奴がしれっとステラ・ルーのぬいぐるみを買っていて少しゾッとした。

 

というわけで長きに渡ってお送りしたディズニーシー冒険記もこれでおしまい。

最後は俳句で締める。

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エルサは冬の季語

 

おしまい

 

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そのあと、私たちは何をするでもなくボーッと水上を揺蕩うアトラクション、アクアトピアを楽しむ人々をじっと観察して楽しんだりした(我々は乗らない)。 こころから楽しんでいる様子のゲストを遠巻きに眺めていると、なんだか穏やかな気持ちになれる。 15時25分、またして ... MORE

そのあと、私たちは何をするでもなくボーッと水上を揺蕩うアトラクション、アクアトピアを楽しむ人々をじっと観察して楽しんだりした(我々は乗らない)。

こころから楽しんでいる様子のゲストを遠巻きに眺めていると、なんだか穏やかな気持ちになれる。

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15時25分、またしてもアメリカン・ウォーター・フロントに舞い戻り、ライブショー「ビッグ・バンド・ビート」が行われる劇場を訪れた。

「ファッショナブル・イースター」を観る前に抽選機で見事に当選、E-1-8という素晴らしくいい席を引き当てたのだ。

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この抽選はなかなか当たりを引けないことが有名で、

私の知人などは外れたときの「てぅるるるるぅん」という音を聞いただけで守備力がぐっと下がるらしい。

 

私とウサギは得意げに座席指定券をキャストの方にかざしながら、ものすごく内装が立派なブロードウェイ・ミュージックシアターに入っていった。

昨年に大幅なリニューアルを果たしたばかりのショー、さて如何なものか。

 

…見 終わった感想を端的に述べるならば。

 

 

最高

 

 

この一言に尽きる、とくにグーフィーが素晴らしい。

 

あの長身で繰り出す華麗なステップと流麗な動きはまるで全盛期のキャブ・キャロウェイ。(グーフィーは恐れ多くて描けないのでキャロウェイにしてあります)

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生歌、生演奏なのもこのご時世いかにもリッチだし、ミッキーのドラム演奏は石原裕次郎よりも男前だ。

 

ディズニーシーの安くはないパスポート料に不満を持つ人がいるならば、是非、このショーを見てから言って欲しい。

きっと元が取れるくらいの感動を手にすることができるだろう。おすすめだ。

 

もちろん抽選に当たればの話ではあるが…。

 

 

30分のショーで両手のひらが痛くなるくらい拍手した、私とウサギはまたあてもなく歩き出した、「タートル・トーク」のプレビューチケットは18時から、時刻は16時半。

 

散歩がてらアラビアン・コーストへ向かってみる。

 

映画「アラジン」の世界が広がるこのテーマポートは文字通り中東。

そして、おそらく地球上でもっとも平和な中東であろう。

 

人々はカレー味のポップコーンを食べたり、王子王女との写真撮影に夢中だ、あの悪の魔術師・ジャファーでさえも小さな子供との記念撮影に快く応じている(あごのところのブツブツがちょっと怖い)。

 

そのままアラビアン・コーストを抜けて、ロストリバー・デルタに出る。

ふらっと「レイジングスピリッツ」というジェットコースタータイプのアトラクションに乗ることにした。

 

このアトラクションもシングル・ライダー制を施行していて、一人ならば問答無用で待ち時間なしでサクッと乗れるのだ、ウサギにはまたしてもぬいぐるみのふりをしてもらい、あっというまに滑車に乗り込みバーを肩に下ろす。

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火の神と水の神の石像を向かい合わせにしたところ、神の怒りが発動、貨車のレールが360度曲がり、火が出たし、風も吹いたし、水も出たらこんなアトラクションになったそうだ。

 

正面に鎮座する火の神イクチュラコアトルの石像は迫力があって素敵だ、

「愚かな人間どもめ!我が怒りと憎しみを知るがいい!」なんて言いながら動き出してくれたらいいのに。

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なにはともあれ、ランドとシーを合わせても乗り物が垂直に一回転するのはここだけ。32歳にはなかなかキツイGがかかる、しかし、それが楽しかったりする。

 

つづき

 

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「ファッショナブルイースター」を見終えた我々は空腹を覚えたので遅めの昼食をとることにした。 ロストリバーデルタに戻りミゲルズ・エルドラド・キャンティーナを訪れた。 実は初めて入る店だ。 一攫千金を夢見てこの地を訪れた人々の憩いの場であるここは、タコスやトルテ ... MORE

「ファッショナブルイースター」を見終えた我々は空腹を覚えたので遅めの昼食をとることにした。

ロストリバーデルタに戻りミゲルズ・エルドラド・キャンティーナを訪れた。

実は初めて入る店だ。

一攫千金を夢見てこの地を訪れた人々の憩いの場であるここは、タコスやトルティーヤなどのメキシコ料理が食べられる。

私とウサギは1580円のビーフプレートのセットを注文した。

 

もし日常生活でこのお値段のランチに出くわしたら「中川!帰るぞ!」と息巻いて店を後にするところだが、ディズニーリゾートにいる間だけは無制限にお金を使うことに私は決めている。

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スパイシーなトマトソースのかかった牛肉は思った以上にしっかりメキシコしていたし、ソンブレロをかぶったドナルド・ダックを模った飯とトルティーヤも可愛らしい。私とウサギは無言でムシャつき、アイスコーヒーを啜った。

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ところでよく「友達や恋人とじゃなくて、ウサギなんかと一緒にディズニーに行って楽しいんですか?」と訊ねられるが、

正直に言えば、楽しい

 

ずっと半笑いだ

 

友達や恋人と行くと、結局のところお互いに気を使って自分勝手で自由なディズニーができない。

しかし、その点ウサギと行けばほんとうに自由に園内をウロつけるというもの、気を使う必要は無い、だって一緒にいるのはただのウサギなのだから…。

 

なんの目的もなくSSコロンビアの甲板に上がってぼーっとしてたら、彼女に「私といるとつまらない?」なんて言われる…、そんな心配もない。

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人の目が気になるという人もいるが、まわりのゲストたちは各々が楽しむことに夢中なのであって、ウサギと来ている人のことなどなんら気にしてなどいないのだ。

 

腹を満たして外に出る、ふとこの店の下で行われているドナルド・ダックのグリーティング「サルードス・アミーゴス」が気になり、柵から身を乗り出して下を覗き込む、時々、ちらりとゲストと写真撮影に興じるドナルドの姿が見える、

もう少し乗り出してなんとか見ようと試みる、

 

ふと気がつくと自分の両サイドにチップとデールが来ていて、「お前は何を見ているのだ」というようなジェスチャーをされて嬉しかった。

 

ポートディスカバリーでは「Mr.インクレディブル」のスーパーヒーロー、ボブに遭遇した。

せっかくなので写真撮影をお願いすると、キャストの方に「もう少し広いところへ移動します」と言われそこまで移動することになった。

 

すると、ボブにむんずと肩を掴まれ、そのまま歩き出した。

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貨物列車を片手で持ち上げる怪力の持ち主であるボブである、逆らったら肩を「めこっ」っとされること請け合いだ。

 

私は大人しく肩を組み、二人で数分ほどポートディスカバリーを闊歩した。

私、ウサギ、ボブの三人で記念撮影。こうしたキャラクターとの触れ合いもディズニーリゾートの醍醐味であろう。(このあとボブは外人の赤ちゃんを号泣させていた)

 

つづく

 

 

 

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魔宮から命からがら脱出することに成功した私のとウサギ。 さっき取得した「センター・オブ・ジ・アース」のファストパスの時間になったのでミステリアス・アイランドへ向かう。   ジュール・ベルヌの小説を題材にしたこのテーマポートはミステリアスな男、ネモ船長の秘密基 ... MORE

魔宮から命からがら脱出することに成功した私のとウサギ。

さっき取得した「センター・オブ・ジ・アース」のファストパスの時間になったのでミステリアス・アイランドへ向かう。

 

ジュール・ベルヌの小説を題材にしたこのテーマポートはミステリアスな男、ネモ船長の秘密基地だ。

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ネモ船長はこの島でいろんなことを研究したり、海底に潜ったり、飛んだり、穴を掘ったり、潜水艦の体当たりで船を沈めたりしているのだ。

 

謎に包まれた男…

 

「ネモ」というのも本名ではないという説もある、だから、もしかしたら本名は「根本さん」なのかもしれない…。

 

そんな船長の研究室を突っ切るようにして歩を進め、テラベーターと呼ばれるエレベーターに乗り込み、一気に地底800メートルまで降りていく。

 

地底のベースステーションにはたくさんの人々でひしめいていた、

地底の底まで観光せずにはいられないなんて、ホモサピエンスはなんて強欲な哺乳類なんだ」とウサギが呟く、さっき両手にターキーレッグ持ってモグモグやってた奴の言う台詞か。

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地底走行車に乗ると、そこには幻想的な美しい地底の世界が広がっていた。

細かくは説明しない、是非今度乗っていただければと思う。

突然、現れた地底の怪物に急襲されて、猛スピードで脱出したりなんてことは絶対に起きないので安心してもらいたい。

 

ミステリアスアイランドを出た我々はなんの目的もなしに何気なくまたアメリカン・ウォーター・フロントに戻っていた、時刻は11時40分。

 

すると偶然、新しいお友達ステラ・ルーの「グリーティング・ドライブ」が行われていた。

オープンカーに乗ったミッキー、ダッフィー、そして、ウサギのステラ・ルーがゆっくり移動しながらこちらに手を振ってくれていた。

健気な感じがすごく可愛い、ふと横のウサギを見るとガタガタと小刻みに震えながら両手を固く握り締めていた、

おウサギ様のお車が通るぞ…おどきさっしゃりまぁせぇぇ」とブツブツ呟くウサギの影がいつもより黒く見えた。

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12時をまわった頃、我々はリドアイルという離島に行き、クッションを敷くとそこに座り、二時間ほどひたすら待機する

14時に開催されるハーバーショー「ファッショナブル・イースター」を見るための待機である。

 

「ちょっと御手水に行ってくる」とウサギが席を立った、私は半藤一利の「昭和史残日録1926」を紐解く、東京ディズニーシーで読むのはあまりに場違いな本だが、昭和史は面白い。

しばらくして戻って来たウサギはどこで買ったのか、ジェラートのバニラ味をペロついていた、もちろん私の分など無い。

シーで昭和史の本なんて読んでる奴はサッカリンでも舐めてればいいのさ」と吐き捨てるように言われた。

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「ファッショナブル・イースター」は色とりどり、4タイプのダンサーさんたちの衣装が華美で素敵だった。

一瞬だけど大好きなハリー・ベラフォンテの「ジャンプ・イン・ザ・ライン」が編曲に組み込まれていて嬉しくなった。

脳裏に映画「ビートルジュース」で披露された、ウィノナ・ライダーの空中ダンスがよぎる。

可愛いくて格好いいキャラたちを半笑いで見送る32歳の私とウサギであった。

 

つづく

 

 

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恐怖の心霊ホテルから無事に生還を果たした我々は、ブラブラと適当に歩き始めた。   今やダッフィー村と化してしまったケープ・コッド、鱈が名産の小さな港町感が素敵だがウサギに言わせると「生臭さが足りない」のだそうだ。   ポート・ディスカバリーを突っ切って、太古 ... MORE

恐怖の心霊ホテルから無事に生還を果たした我々は、ブラブラと適当に歩き始めた。

 

今やダッフィー村と化してしまったケープ・コッド、鱈が名産の小さな港町感が素敵だがウサギに言わせると「生臭さが足りない」のだそうだ。

 

ポート・ディスカバリーを突っ切って、太古の遺跡が発掘されているロストリバー・デルタへ出た。

密林にひっそりそびえ立つ太古の寺院、秘宝を奪おうとする人間を狙う数々の罠、吹き矢…、猿の脳みそシャーベット…、思わず耳から冒険汁が溢れ出そうになる。

 

クリスタルスカルの魔宮の前に生贄台が置いてあったので、うさぎを生贄にして記念撮影をした。

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アデ…ドュイ…デンベラァ…我に力を与えよ!」と思わず人形に自分の魂を移す某ホラー映画のセリフまで飛び出す始末。

 

そんな高いテンションのまま、私たちは「インディ・ジョーンズ アドベンチャー クリスタルスカルの魔宮」に乗ることにした。

シングルライダーという一人のゲストなら問答無用にゼロの待ち時間で乗れるという荒技があるのだ。(ウサギには申し訳ないがこのときだけぬいぐるみの振りをしてもらった。)

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このシングルライダー制度は「あ、あのひと、一人で来てる…」的な周囲の目さえ気にしなければ、最高の発明といえるだろう。

 

魔宮の中はいたるところヒビが入り、蔦は伸び、生贄の人骨が散乱しており、おどろおどろしい壁画もある、魔宮感満載だ。

 

壁に開いた穴から太陽の光が射し照らし、その光を反射する大きな鏡、時間によってはその光の反射がこの魔宮のどこかにあるという伝説の「若さの泉」を指し示すのだろうか…、その感じが極めて「失われたアーク」っぽくてヘソから探検汁が出そうになる。

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本当ならそういう仕掛けをじっくり見たいが、こちとらシングルライダー

待ち時間は皆無だ。どんどん乗り場へと歩みを進めていく。そして、あっという間にジープ乗り場にたどり着いた。

 

薄暗い魔宮のなかをジープに乗って疾走するウサギと私。

物見遊山気分の観光客にクリスタルスカルの怒りと呪いが爆発、虫や蛇や吹き矢、様々な罠が降りかかった。

 

そして、最後にインディジョーンズ博士お約束の巨大な岩石が転がってきた。

志村が歩けばタライに当たるように…

上島竜兵の目の前には熱湯があるように…

ジョーンズ博士が現れる場所には巨大な岩が転がってくるのである。

 

すんでのところでそれを避けることに成功する我々。

無事、もとの場所へたどり着くと、同じく岩石を避けることに成功したジョーンズ博士が見送ってくれた。

このときの博士の挙動に注目してほしい、右手につけた腕時計で時間を確認しようとするが、腕時計が見当たらず、「どこかで落としたのか?」と、下の方を見回したりしてているのだ。

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実に細かくて素晴らしい(私の思い込みかもしれないが)。

 

つづく

 

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腹を満たした我々はふらふらとプロメテウス火山の麓へ歩みを進めた。 そこにはフォートレスエクスプローションという大航海時代の要塞があった。その緻密な作り込みはものすごくしょうもない凡庸な表現で言い表せば、かの時代に「タイムスリップしたみたい〜」である。   埠 ... MORE

腹を満たした我々はふらふらとプロメテウス火山の麓へ歩みを進めた。

そこにはフォートレスエクスプローションという大航海時代の要塞があった。その緻密な作り込みはものすごくしょうもない凡庸な表現で言い表せば、かの時代に「タイムスリップしたみたい〜」である。

 

埠頭に行くとガリオン船「ルネサンス号」が停泊していた。

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乗船すると我々以外誰もいないマリーセレスト号状態であった(朝は空いている)。

 

三基の大砲は導火線を引っ張ると発射することができる、欲を言うならば水面に水しぶきが上がるようなギミックも欲しいところ。

船内を探索すると、船長の部屋や、乗組員の寝台など緻密に作り込まれていて嬉しい。とくに台所が素敵だ、大航海時代の船の厨房

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吊り下げられた塩漬け豚…

大きな手打ち鍋…

無駄にでかい包丁…

狭さ

そのどれもが男心をくすぐる。「どこかからさらってきた三つ編みの女の子にシチューを作ってもらいたいな」とウサギが物騒なことをつぶやいていた。

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アトラクションに乗らずともこういった細かい作り込みをみているだけで楽しめる、それもまたディズニーシーの魅力かもしれない。

ちなみにこのルネサンス号には時々、ジャック・スパロウ船長も出没するので要チェックだ。

 

そんなことを考えながらふとウサギを見ると、どこで買ってきたのか両手にターキーレッグを持ってムシャムシャやっていた、さっき朝飯を食べたばかりだというのにどうしようもない毛玉野郎だ。

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そのあと、人気アトラクション、「センター・オブ・ジ・アース」のファストパスを取ってから、もう一度アメリカン・ウォーター・フロントに舞い戻り朝一に取得したファストパスを使って「タワー・オブ・テラー」に入った。

 

ここはもともとはハイタワー三世という名の骨董好きの爺様の所有するホテルだったが、その爺様がとある部族から強奪してきたシリキ・ウトゥンドゥという偶像の呪いによって、ホテルのエレベーターとともにこの世から消失、今では呪いのホテルとして観光地化されているとのこと。

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ハイタワー三世の書斎では、ステンドグラスに描かれたアニメーションで事のあらましが説明され、シリキ・ウトゥンドゥが覚醒、魔法によって像が消失するのだが、その時はまわりの人たちの反応を見て楽しむ。

 

「下に落ちただけだよ」としたり顔で話すカップル…

 

「どうなってるの…」と本当に信じられないものを見た目をしている地方の修学旅行生…

 

半笑いの中年…

 

そもそも像に興味がない女子(呪われるぞ)、十人十色である。

 

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そして、ホテルの倉庫を経て、いよいよエレベーターに乗り込む。

 

偶像の呪いパワーによって、高所から一気に落下したり、一気に昇ったりを繰り返す、つかの間の無重力状態を楽しめる。

ウサギの口から「ギッ」という奇妙な絶叫が漏れ聞こえた気がしたが、すぐに女子高生の甲高い叫び声にかき消されてしまった。

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つづく

 

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瀧澤美奈子さん監修、青春出版社『身近な疑問がスッキリわかる理系の知識』の表紙絵、扉絵、そして、四コマ漫画をちょっとだけ描かさせて頂きました。 理系女子の心を掴もうにも思いっきり文系なあなたにぴったり!   身近な疑問がスッキリわかる理系の知識 作者: 瀧澤 ... MORE

瀧澤美奈子さん監修、青春出版社身近な疑問がスッキリわかる理系の知識』の表紙絵、扉絵、そして、四コマ漫画をちょっとだけ描かさせて頂きました。

理系女子の心を掴もうにも思いっきり文系なあなたにぴったり!

 

身近な疑問がスッキリわかる理系の知識

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5月9日、その日私は午前2時に起床して仕事をしていた。 そして、そろそ6時を回ろうかというときになって友人のウサギ(オス)から連絡が入った。   「おい、今日はこれから冒険とイマジネーションの海へ行くぞ、8時50分にエントランスに集合な」   仕方がないので私は眠 ... MORE

5月9日、その日私は午前2時に起床して仕事をしていた。

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そして、そろそ6時を回ろうかというときになって友人のウサギ(オス)から連絡が入った。

 

「おい、今日はこれから冒険とイマジネーションの海へ行くぞ、8時50分にエントランスに集合な」

 

仕方がないので私は眠い目を擦りつつ、丸ノ内線京葉線を経由して東京ディズニーシーのエントランスにやってきた。

5月の舞浜は薄く雲がかかり、暑くもなく寒くもない絶好の行楽日和。

 

すると向こうの方からウサギが日焼け止めをペタペタしながらにじり寄ってきた。

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そして、ウサギが友人の◯ジャー・◯ビットからせしめたというまだオープン前だった「タートルトーク」と「ニモ&フレンズ シーライダー」のアトラクションプレビューチケットを私に突きつけこう言った。

 

パラッツォカナル?(準備はいいか?)」

 

私は迷わず答える

プエンテアルテンプロ(もちろんできてる)」

 

QRコードという名の科学の魔法陣をかざして開園と同時に颯爽と入園する私とウサギ。

目の前に雄大なアクアスフィア(地球儀)が回っている、そして、ミッキーとミニー率いる吹奏楽団が陽気なメロディを奏でている、朝の風物詩「走らないでね」の看板を掲げたキャストの笑顔も眩しい。

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アメリカンウォーターフロントの方向へ歩いて行くとショーウィンドウには最近加わった新しいお友達、ダンサーを夢見るウサギのステラ・ルーのぬいぐるみが機械じかけでくるくる回っていた。

その可愛らしさに何人かのゲストは足を止め、携帯で撮影などをしている。

ふと、こっちのウサギを見るとものすごい険しい表情をしていた。同じ種族の対抗心であろうか、ショーウィンドにへばりつき変なブレスを口の脇から漏らしている。

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それにしても町並みといい、お店のインテリアといい20世紀初頭の雰囲気がたまらない。

時代設定は1912年だそうだ。タイタニック号が海に沈み、ジョセフィーヌ・ベーカーが歌い踊っていた時代…、そう思い巡らすだけでなぜか脳内に「映像の世紀」のテーマソングが流れてくるというもの。

 

我々はとりあえず「タワー・オブ・テラー」のファストパスを取ると、サンドイッチなどの軽食メニューが楽しめる「ニューヨーク・デリ」に足を運んだ。

 

午前1時から水以外なにも口にしていない私の胃袋は取り付け騒動を起こしている。

 

注文は「ニュヨーク・デリのおすすめセット」、チキンとアボカドシュリンプのサンド、ポテトの冷製クリームスープ、ソフトドリンクのセットメニュー(1150円)。

それもステラ・ルーをモチーフにしたメニューだと知るやウサギの口から「ぐぅの音」が出た。ほんとうに出るものなのかと感心した。

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紫色のバンズにはアボカド、マヨネーズシュリンプ、ポテトサラダ、照り焼きチキンが挟んであって結構ボリュームがある、頬張ると口の端にいろんなものが付着するので拭く物が必須となる。

 

また、ポテトの冷製スープラズベリーソースがかかっており、見た目は完全にスイーツ、しかし、口に運ぶとちゃんとじゃがいもでヴィシソワーズなので、そのギャップがたまらない

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美味い。そして、眠い。

 

つづく

 

 

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5月13日私は新宿のクリニックを訪れた。 ずっと気になっていた、左側の下腹部のでっぱり。   これがなんなのかを診てもらうためである。水が溜まっているのか、ガン的なやつなのか、水子の霊が憑いているのか…(生々しいので絵は天使にしておきます)。 初老の先生にさっ ... MORE

5月13日私は新宿のクリニックを訪れた。

ずっと気になっていた、左側の下腹部のでっぱり

 

これがなんなのかを診てもらうためである。水が溜まっているのか、ガン的なやつなのか、水子の霊が憑いているのか…(生々しいので絵は天使にしておきます)。

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初老の先生にさっそく診察してもらうとすぐにその正体がわかった。

 

鼠径ヘルニアまたの名を脱腸

 

腹の筋肉の弱まったところから腸が「ひょっこり」している病で、命に関わる事はないが放っておいても治る事はなく、生涯腸が「ひょっこり」した人生を歩まざるを得ない。

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もし、地方の女子高生と心と体が入れ替わったとしても私の(彼女の)下腹部の腸は「ひょっこり」したままだし、記憶が一週間しかもたない上で恋愛したとしても腸は忘れず「ひょっこり」としているのだ。

 

そんなことが人に知れたら周りから「腸さん」と親しげに呼ばれること請け合いだ。

 

そんな鼠径ヘルニアの対処法としては下腹部を切開し、メッシュで補強する手術しか手はないという。

私はいままでの人生で自分の身体にメスを入れさせたことがない、それがいきなりの手術提案、もし、私が江戸時代の武家だったら思わずこう叫ぶところだ。

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自分の肉体にメッシュという人工物丸出しのものを埋め込むのも気がひける。

「わしゃ肉抜きしたミニ四駆かい!」という突っ込みが心のなかでこだまする。

 

しかし、まだ、長いであろうこの先の人生、腸が「ひょっこり」したままでは気になってしかたないので、渋々手術の同意書にサインをし、次の週の土曜日に日帰り手術するはめになった。

人生初の手術…、全身麻酔である。

眠っている間に強化人間にされて、ニュータイプ専用機に乗って戦うはめなり、挙げ句の果てに「あいつは強化しすぎた」なんて言われたら、どうしようなどと内心かなりショックを受けたまま、血液検査、心電図をとって病院をあとにする。

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よほど動転したのか、帰り道、駅ナカのデパ地下で一度も食べた事もないたい焼き屋のたい焼き(クリーム味)をエスカレーターに乗りながら頬張っていた。

 

そして、一週間後の20日、いよいよ人生初の手術を迎える。

 

朝起きて、まずは剃毛する。バリカンで短くした後、剃刀で手術する左側の下腹部の毛をジョリジョリと始末していく。

 

いつもは髭のいらない部分を剃る役目を担っている剃刀さんが「ついにイカれたか…」といらぬ心配をしている。

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丸ノ内線に乗って新宿へ向かう。

土曜日の朝の車内はこれから行楽地へ行く人々の含み笑いで満ちている、それなのにこっちはこれから切腹じみたことをしなくてはならないのだ。

雲ひとつない快晴の夏日すら憎い

 

外科クリニックに着くと、まずは先生の診察を受けた。血液検査、心電図、ともに問題はなかったそうだ。

手術する前にリカバリー室に通され、そこで手術着に着替える。

手術する箇所に確認のために赤い星型のシールを貼っておくように言われる。

自分の人生のなかで下腹部を剃毛した上に、そこに星のシールを貼る日が来るなんて思いもしなかった。

(生々しいので天使で描いておきます)

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飛行機で提供されるようなスリッパを履き、青い手術帽をかぶったら準備完了だ。

隣の手術代に寝かされると、例の手術感満載のライトが眼前に広がっていた。

 

着々と全身麻酔の点滴が行われる。

ふと、鍛え抜いた精神力によって全身麻酔に耐え抜き「この人…麻酔が効かない…なんて漢なの…」みたいな感じで美人な看護師さんをメロメロにしたいと考えた。

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しかし、あにはからんや現代医術というのは偉大なもので、ふっと目が覚めたら手術は無事終わっていた。

 

朦朧とする意識のなかで看護師さんが「リカバリー室でお休みください、お飲み物は何になさいますか?ジュース、お茶、コーヒーなどございますが」と尋ねられたので手術台から起き上がりながら蚊の鳴くような声で「アイスコーヒーをお願いします…」と注文した。

 

私のアイスコーヒー人生のなかで最弱の「アイスコーヒー」だったと記憶する。

その後、ふらふらする足をうまくコントロールして薬局で薬をもらい、家に帰り、昨日丸めておいたハンバーグを焼いて昼食をとって薬を飲んでこの記事を書いている。(痛み止めの座薬を初体験した)

 

こうして、私の鼠径ヘルニアの手術は終わった…。

くしゃみすら命がけの生活を強いられているが、こんな記事を書けるくらいには元気である。

 

私の下腹部の左側には今もメッシュが入っている。これらの人生を私はこのメッシュと歩んでいくのだ。

肉抜きしたミニ四駆のように…。

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強化されすぎた人が出てくるDVD↓

 

小学生の時一番好きだったミニ四駆

 

 

この前は別の迷い猫の「名前を呼ぶとニャーと鳴く」という情報を見て泣きました。 猫みつかるといいなぁ。 ... MORE

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この前は別の迷い猫の「名前を呼ぶとニャーと鳴く」という情報を見て泣きました。

猫みつかるといいなぁ。

チップを渡されそうになったが丁重にお断りした。 だけど、人生とは予測不可能なもの、もしかしたらラスベガスでタトゥー屋をやっている人生というのもあったのかもしれない。 そんな私はタトゥーを彫りたいとまったく思いません。 なぜかって?   スーパー銭湯に入れな ... MORE

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チップを渡されそうになったが丁重にお断りした。

だけど、人生とは予測不可能なもの、もしかしたらラスベガスでタトゥー屋をやっている人生というのもあったのかもしれない。

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そんな私はタトゥーを彫りたいとまったく思いません。

なぜかって?

 

スーパー銭湯に入れなくなるからです。