重い…。





最近はペンギン描いたり、お化け描いたり、てきとー漫画描いたり…漫画を描くことになんとかして新鮮さを取り戻そうと必死ですね。
キューライスを始めた2014年初期はこうやって色んな漫画や絵を描いていたのだから原点回帰ともいえるんでしょうけど。


なんとか自分の意識の外からのイメージを引っ張ってきて、それを具現化したいんです。
じゃないと同じことの繰り返しになっちゃうので…クマルシュタインなんて砂岡さんとまるっきり一緒だったし。


毎年毎年、同じハロウィンの繰り返しで何もかもが嫌になってしまったジャック・スケリントンの気持ちもわかります。



昨日は散歩中にものすごく大きな蛾、オオミズアオの幼虫を見つけて「うわぁぁぁ」となりました。自分の足を横に置いて巨大さを表現した写真などもあるのですが、それをTwitterなんかに載せたら虫嫌いな人にブロックされちゃうからやめておきました。



nuさん、ジブリ美術館の「めいとこねこバス」楽しめたみたいでよかったです！


 

久しぶりの…。

 

なんか太陽フレアらしいからさっき急いで描きました。


昨日紹介した「つげ義春日記」ですけど、もちろんつげ義春先生の熱心なファンじゃない人には、ただの物凄く暗い日記本なので注意が必要ですからね。お気をつけください。

しかし、ファンとしては短編「カメラを売る」に登場する、雨の中自転車から転げ落ちた中古カメラを拾い集めるも、息子がちゃんと傘を持ってくれない悲しくも惨めなシーンが、実際に作者が生活の中で体験したシーンだということが知れて嬉しいのです。


つげ先生の奥様は1999年に癌が再発してお亡くなりになってしまいましたが、もし、ご存命であったらつげ先生を焚き付けて新しい漫画を描かれていたのかな…なんて思ってしまいます。


ありとあらゆる漫画をなんでもかんでもすぐにアニメ化する昨今、つげ先生の作品をアニメにしてくれてもいいのにな…と思わずにいられません。実写映画はたくさん作られてるけど、アニメはないんだよな…。


世間は選挙らしいですが、私、どの政党の、どの政治家も言ってることが嘘に聞こえて信用できないんですよ…。猫や犬と違って、人間は平気で嘘を言いますから…。








 

ギリギリだぞ…。




バッグスバニーが焚き火でこんがり焼いて食べていたにんじんは本当に美味しそうで憧れたものです。
「What's up doc」 という彼の決め台詞を「どったの先生？」と訳したのは素晴らしいですよね。
「どうしたの？」じゃダメだし、「どうした？」もダメ、「どったの？」じゃないと絶対感じが出ない。


最近、文庫本で出版されている、つげ義春先生の日記を読んでるんですが、大変面白いです。

今も先生がご存命で、スマホがあってWi-Fiがあって、新宿に巨大な猫の広告があって、レジがセルフレジになりつつある、近未来的現代の日本のどこかで生きていて、買い物をしたり、食事をしたりしているのがなんだか信じられない。
あの漫画のどこか寂れた戦後の名残のような世界にしかいないような気がしてしまう…。


つげ先生がスマホを使ってる…全然絵が思い浮かばない…ガラケーですら無理。

黒電話を使ってて欲しい…。



 

「トイストーリー」オマージュ。









昨日、公園のベンチに座って地域猫を撫でてたら、「はいはい、ちょっとすみませんね」と言う感じで膝の上に乗ってきまして、そのまま猫との親密な時間を過ごしたのですが…「猫との親密な時間」という言い方が少し村上春樹先生っぽいな。


でも、どうやら私の膝がよほどお気に召したのか、上機嫌だったのか、ふみふみをし始めまして…私の薄いジャージのズボンを突き破って膝に爪がグイグイ食い込み…難儀しましたがいい時間でした。


ところで、悲熊のミニドラマのシーズン２が作られることになり、本当に嬉しい限りです。私のような中途半端な漫画家の漫画をドラマにしてくださるなんて、それだけでありがたいことですよ。


漫画の悲熊が描かれなくなっても、ドラマの悲熊が独自のストーリーで展開していって欲しいな…。


ところで、今日は12月の原稿を描いてます…もう今年も終わりです…早いもんです…。今年も一日も完全に休むことなく終わったな…。
40歳になったらセミリタイヤしたいな…。





 

ナイスおばけ！









えー…

松本人志さんの番組「一人ごっつ」の中にある「ピー助」というコントが好きでして。

毎回、ピー助なる松本人志演じるタレントがバラエティ番組を「それでは来週も見てや〜バイバ〜イ」 と締めてから始まるんです。

そこからそのバラエティセットの上でスタッフたちの不手際をダメ出しするんですが、その不手際がもう完全に嫌がらせなんです


・ パイ投げの皿が本物の皿でぱっくり頭割れて血が出てる
・土足厳禁と書かれたセットの上に転々とうんこ落ちてる
・「ピー助の奥さん午後機嫌DO？」というタイトルの横に「シャブ中」と書かれてる
・カンペ出すスタッフがラザニア食ってる
・意味もなくハーネス付けられる
・首をつられる位置にテグス張ってある
・フリップのめくりがだまし絵
・怪談話で上から落ちてくる幽霊がちっさい
・カンペで「お前は風邪をひいている」と言われる



そんな数々の苦難に遭いながらも「来週も頼むぞ！」と番組を降りない悲しさ…。
この悲しさと笑いの融合こそ松本さんの笑いの根源ですよね。とかげのおっさんとかも。


マネキンとコント「義父」も悲しくて怖くてリアルで好き…、ごはんを空気と一緒にかき込む感じが本当に上手い…マネキンのなんともいえない造形も最高…。


ところで、「キューライスのシンデレラ」の単行本が12月に出ます！Amazonで予約してくださると嬉しいです。描き下ろしはほとんどありませんが、表紙は油絵で描きました。







 

うまいよな。















昨日、ブックオフの前を通ったら店の前に白いゴミ収集車が止まっていて、ケースに積まれた大量の本をどんどん投げ入れている光景に出くわしました。その一冊一冊に作者がいて、作者の人生があって、と考えるとなんだかたいたたまれない気持ちになりました…。 



 ネコノヒー1冊に200本以上の4コマ漫画が収録されていて、4冊出ていると言うことは800本もネコノヒーで4コマ漫画描いてるということになるのか…セリフなしで…水彩塗りで…そりゃネタ切れで描けなくなりますよ。
「終わらせないでください😢！」 と言ってくださるのはありがたいことではありますが、無理です。


永遠に続く漫画を描くことは誰にも出来ません、私が描けなくなったら、描く気が無くなったらそこでその漫画はおしまいです。 


実際、チャー子も砂岡さんも終わった訳ですし。

だいたい私の命も終わるのですから。それは明日かもしれないし、60年後かもしれないですが。

もうこの世に未練はないんですよ…あらかたの楽しい事は楽しんだし、美味しいものは食べたし、いい映画も見たし、自分の限界も分かったし、恋もしたし、失恋もしたし…


あ、「シン・ウルトラマン」は観ておきたい。



 

あの人はガチだから…。

 
私がインスタのストーリーにあげた画像をかってに保存して、Twitterに引用してツイートする人がいるんだけど、なんだかなぁ…。本当に…なんだかなぁ。


ところで「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」の季節ですね。何度もこのブログで取り上げてるからもう書くことないんですけどね。

楽観的な顔と悲観的な顔の二面を持つ町長の吹き替えは亡くなってしまった大平透さん（笑うせぇるすマン、ホーマー・シンプソン、ダースベイターなどで有名）が演じてられますが、もう、あの声以外の町長は想像できないくらいハマり役ですよね。
足が極端に短い造形の彼が階段を登る時めちゃくちゃ素早くなる感じが好きです。


私はといえば、やっと来月のヨモツヘグイが完成して、毎日アップする漫画の原稿に取り掛かれます…本当に疲れた…。部屋にクイックルワイパーをかけて気分を一新します。

それも、最近はクイックルワイパーにつけて使用するウエットタイプの布を手で持って雑巾掛けのようにして使用してます。この方が細かい部分にも届くし、汚れもよく取れるんです。

クイックルワイパーの柄が「俺の仕事が…」という目つきでこちらを恨めしそうに見てます。













 

有名ネズミだな。





今、ジブリ美術館の短編映画は「メイとこねこバス」 なんですが、これは本当に名作中の名作なので一生に一度は見ていただきたい。

風の強い日、メイはつむじ風を家の中に閉じ込めて捕まえてみると、それはなんと子猫のねこバスでした。夜になるとそのこねこバスがメイを迎えに来て…

というあらすじ。一人乗りの小さなねこバスにみっちみちで乗りながら、軽やかに空を舞う楽しさ！
そして、あのキャラクターとの再会！あの音楽！号泣！

こねこバスにキャラメルをあげるシーンがあって、くちゃっくちゃっと美味しそうに食べるんですが、こういう表現をSNSですると正義感に溢れた素晴らしい人間が集まってきて

「猫にキャラメルをあげてはいけません！」
「喉に詰まったら死んじゃう！」
「砂糖に含まれるグルコースが猫の肥満を引き起こすので絶対にダメです、糖尿病の原因になり…」

ってコメントされるんでしょうかね。 


ともあれ、この短編を見るためだけに訪れても全然元が取れる、そんな映画です。入館料1000円は安すぎると思う。フィルムチケットとこの短編だけでも2000円の価値があります。
 



 

ダビング…。



もうビデオを触ったことすらない世代もいるんだろうな…私はビデオの絶滅を目撃したけど…。
最後に買ったビデオ映画は「タイタニック」だったな…２本セット…懐かしい…。



もうすぐハロウィンですが、ハロウィン映画といえば「ドニー・ダーコ」ですよね。


少し精神に問題を抱え、夢遊病の気がある高校生のドニー・ダーコは優秀な姉とダンスが得意な妹を持つ平凡な家庭に暮らしていた。ある晩、奇妙な声に導かれてゴルフ場へと向かうと、そこにはフランクという名の銀色のウサギがおり、「世界の終わりまであと28日と6時間と42分12秒しかない」とドニーに告げる。翌朝、ゴルフ場で目覚めたドニーが家に戻ると、ジェット機のエンジンが彼の家を直撃していた。

もし、ゴルフ場に行かずにそのまま部屋にいたらドニーはエンジンに潰されて死んでいた…。


 という、あらすじですが、何も調べずに映画を観ると「え？」となる映画です。そして、ネットで考察を読むと「んん？」となり、それからもう一回映画を観ると「ああ…ええ？」となる映画で、妙にクセになります。



エンディング曲の「Mad world」が大好きなんですが、これはミッシェル・ゴンドリー監督によるPVも素晴らしいです。欽ちゃんの仮装大賞的なアナログの楽しさ不思議さ。気になる人は探してみてください。