今日も、「ハウルの動く城」の話ですけど、物語の後半、半分に割れた城と共に崖から転落し、犬のヒンと二人きりになってしまったソフィーは指輪に「ハウルの居場所を教えて」と話しかけ、その指輪の光指す方向に、城にあった様々な場所に通じる不思議なドアの残骸を見つけます。


このドアのドアノブには4つの色があってそれぞれ、
青は港町、緑は荒地、ピンクは王宮のあるキングズベリー、そして、黒はハウルしか知り得ない場所(戦場)に繋がっています。


この残骸状態の時のドアノブの色は黒、扉を開けると真っ暗な空間が広がっていて、この闇の空間を抜けてソフィーはハウルの少年時代に辿り着きますが、この闇の空間はなんなのか。
煉獄なのか地獄なのか、とにかく「あの世」である可能性が高いと思います。ドアが開いたシーンの絵コンテには「地獄の風が吹き出して」とあります。


子供時代のハウルと邂逅したあと、黒い穴にヒンとともに吸い込まれるソフィー。

どこかの孤島のはるか上空から落下するソフィー、闇が画面を覆うと半分が夕焼け、半分が漆黒の空間に移行します。絵コンテには「永劫の夕陽と空虚な闇のきわ」とあります。
そのあと夕陽の光は完全に失われ、闇に覆われますが、ヒンの道案内で元のドアの場所までなんとか歩きます。

ヒンはサリマンの使い魔ですが、原作では元・人間で国王の弟ジャスティン殿下、小さいはずのヒンがやたら重たいのはこれが原因なのかもしれない。


ソフィーがドアの残骸から現世にたどり着いてしばらくすると、このドアの残骸は不思議な消え方をします。絵コンテでは木組みなどを残して四散する描かれ方をしていますが、映画でみると空間が圧縮してドアの存在自体が消えるといった類の消え方をします。

このことから、このドアがカルシファーの魔法で動いていた訳ではないとわかります。カルシファーの魔法で動いていた物体はガラクタにはなるけどその場に残りますから。


そのドアの消え方とそっくりな消え方をするものがひとつだけあります、城からカルシファーを取り出す時に見える家の中の空間の消滅がそれです。


そもそもですよ、DVDを何度も巻き戻して確認したんですけど…カルシファーの力を失いハウルの城は半分に割れてソフィーと共に谷に落下し、落下した先でさっきのドアの残骸を見つけますが。
落下するガラクタの城にはそのドアがついてないんですよ…、何度巻き戻しても確認できない…
じゃあ谷底で見つけた城のドアは一体何なのか…なぜそこにあったのか…


私の推測ですけど、あのドアはソフィーが作り出したものだと思うんです。

谷底で「カルシファーに水をかけちゃった…ハウルが死んだらどうしよう!」と泣き叫んだときソフィーの指輪が激しく光り、ドアの残骸がある部分を指し示しますが、これは「過去に繋がるドア自体をソフィーが作り上げた」瞬間の光なんです。
「ハウルの位置を示す光」はそのあとの「ハウルの居場所を教えて」というやりとりがあってからのもの。
自分の犯したとんでもない行動から思わず「過去に戻りたい」と願ったのかもしれません。


その論拠にハウルの城のドアの枠は石作りですが、このときに現れるドアはなぜか木枠になっています。


カルシファーが城を簡易的に再建した時に木枠のドアになったという説も考えられますが、そのシーンは確認できないんですよ…。


金曜ロードショーでご覧になる際はそこのところを注意してみてください。


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