キューライス記

漫画家、絵本作家、イラストレーター、ときどきアニメーション作家のキューライス(坂元友介)のブログです。

カテゴリ: ディズニー関連

いや、なんかもうすぐハロウィンだし、気晴らしにおばけキャラでもと思って…。目の感じが「TAMARA2010」の影響を感じるな。「オバケ」と「化かす」を合わせて「オバカス」。日もすっかり暮れたディズニーシー、「シンドバッド ストーリーブック・ヴォヤッジ」に乗り込む。 ... MORE
いや、なんかもうすぐハロウィンだし、気晴らしにおばけキャラでもと思って…。目の感じが「TAMARA2010」の影響を感じるな。「オバケ」と「化かす」を合わせて「オバカス」。

オバカス 理由 のコピー



日もすっかり暮れたディズニーシー、「シンドバッド ストーリーブック・ヴォヤッジ」に乗り込む。
大好きなこのアトラクション。なにより音楽が素晴らしい、アラン・メンケンはやっぱり偉大です。昔は人を襲っていた人魚や巨人も丸くなったものです。


で、私の乗り込んだ船は一番前にお母さんと二人の小さな女の子、その後ろに80代と思しきお爺さんとお婆さんが乗っていたのですが、このお爺さんがとても熱心に一眼レフで写真を撮っていて(液晶画面が光らなければ撮影してもOKのアトラクションです)、そして、シンドバッドに手まで振ったりなんかしちゃって、その様子を後ろから見ていて、なんだか嬉しくなってしまいました。


いつか、自分が80歳になって孫と一緒にこのアトラクションに乗った時、後ろを振り向いたら36歳の自分がじっと見ている…みたいなことを考えずにはいられませんでした。


マイムービー 1

最後のこの空間広がり…水面に映る光の反射…最高ですよね(液晶を光らせずに撮影してます)。
シンドバッドを「退屈」とか「寝に行く」とか言う奴は、心臓を抜き取った後クリスタルスカルの遺跡のてっぺんから投げ落として生贄にしてやります。


アトラクションを出て、正面の写真を撮りに行くと、どうやらその日は7時閉園でしたがアトラクションのクローズは6時だったようで、私はギリギリで最後の出航に間に合ったようでした。あぶないあぶない…。

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そのあと、7時を待たずにシーを後にしました。今回も大満足でした、コロナで色々制限はあっても冒険とイマジネーションの海に変わりはないですね。



あと、新しいカテゴリーに「ディズニー関連」も追加しておきました、引き続きよろしくお願いします。

おわり


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ドン・ウッサ そらをとぶ (MOEのえほん)
キューライス
白泉社
2019-07-19


ネコノヒー 4
キューライス
KADOKAWA
2021-02-27

スキウサギ 4
キューライス
秋田書店
2020-07-20


 

芋ひいき…。一人でディズニーシーを満喫するキューライス、時刻が15:40になったので「ビッグバンドビート〜ア・スペシャルトリート〜」を観るためにブロードウェイミュージックシアターに赴く。久しぶりにシーでちゃんと観れるショー…うれしい、幕が開くと「おかえり」的な ... MORE
芋ひいき…。

スキウサギ お芋1 のコピー


一人でディズニーシーを満喫するキューライス、時刻が15:40になったので「ビッグバンドビート〜ア・スペシャルトリート〜」を観るためにブロードウェイミュージックシアターに赴く。

ほ

久しぶりにシーでちゃんと観れるショー…うれしい、幕が開くと「おかえり」的な拍手が巻き起こります。ミッキーのドラムと再開できて幸せ、 エントリー当たってほんと良かった。

ドナルドが「Diga Diga Doo」を歌ってる最中、ずっと端のテーブルに座っているグーフィーを観察してたんですが、自分とドナルドの分の飲み物をウエイターに注文して、パントマイムでテーブルにグラスを並べてたりしてて素敵でした。 シーに行った時は忘れずにエントリー受付しておきましょう。


劇場を後にして、スタンバイパスを取得しておいた「トイストーリーマニア」に赴く。
巨大なウッディの顔を潜ると、自分たちのサイズがおもちゃくらいに縮んでいることに気づく、チヂミニウムも使用せずに縮小できる技術力に圧倒される。
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乗り場の上の方を見上げると窓があって、夜空が見える、ということは「ブルーバイユー」にならってキャストさんの挨拶も「こんばんは」なのか?などと考えているうちにトラムに乗り込む。


カップルだったらここで
「え〜これどうやるの〜」
「遠くのやつを狙うのさ」
「やだ〜当たんない〜」
「ははは、近くのやつを狙ったらいいんじゃないかい?」

みたいなやりとりもあろうことかと思うが、私は一人

ゴルゴ13のような冷徹な瞳で淡々と遠くの高得点の的を狙い、無慈悲に輪っかやダーツを放つ

得点は192700点、キミたちのベストスコアを叩き出す。


そのあとは見事な秋晴れの夕方のシーを散歩して回りました。一人で行くとアトラクション乗るもダラダラ歩くも自由だから本当に楽しい。

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 で、もう一回レイジングスピリッツに乗りました、5分待ち。運のいいことに一番前の席だったので、終盤の湯気を潜るところの湯気感がとてもモイスチャーでした。

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続く。


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スキウサギ 5 (5) (書籍扱いコミックス)
キューライス
秋田書店
2021-03-18

大好きな映画です。そのあと、スタンバイパスの時間が来たので「ソアリン」に乗り込む。前回乗った時は一番端の機体の、一番下の一番端の席だったので枠が見えて残念だったが、今回は一番上の席の真ん中だったのでより「ファンタスティック」なフライトを感じられた。前の列 ... MORE
大好きな映画です。


悲熊 ミッドサマー のコピー




そのあと、スタンバイパスの時間が来たので「ソアリン」に乗り込む。前回乗った時は一番端の機体の、一番下の一番端の席だったので枠が見えて残念だったが、今回は一番上の席の真ん中だったのでより「ファンタスティック」なフライトを感じられた。

前の列で小一くらいの男の子がお母さんと一緒に並んでいて、スタンバイ中ずっとお母さんにお話をしていたのに、乗って空を舞った途端に何も言わなくなり、代わりにお母さんが「あ!白熊さん!ほら象さんだよ!」 と話しかけても、目をまんまるくして無言なのが面白かった。

一人ディズニーは他のゲストの反応を見て楽しむ部分もある。

 そのあと、ロストリバーデルタに赴き、「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮」に乗り込む。待ち時間10分…。

ああ、大好きなこのアトラクションのキューライン…生贄を投げ込む穴…

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投げ込まれた生贄の遺体…

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最高…

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ただ、現在、コロナ対策でジープにアクリル板が設置されているのですが、これがアトラクションを鑑賞するのにすこし、いや、かなり邪魔で…残念。


その後、激しいローラーコースター形式のアトラクション「レイジングスピリッツ」に乗り込む。
待ち時間10分。

パークのアトラクションで唯一、一回転宙返りをするこのアトラクション、普段、自動車も自転車も乗らない、散歩の後に図書館寄る、老後のお爺さんみたいな生活を送っている私にしてみれば、一回転宙返りの激しさ、非現実さはとても魅力的。

「え?うわ…無理だって一回転とか…え?本当にやるの?まじで?え?え?うわ!あー」と毎回心でわちゃわちゃする。でも、「キャー!」とか「わー!」とか声は出ない、一人だから。
おぅふ」くらいしか出ない。


前に、「レイジングスピリッツの石像について」という記事を書いたが、その本当の火の神の石像の写真を外から撮れる場所はないかと探ったのですが、無かった…乗車中はばっちり見えるのに…なんとかギリギリ見えるのがこれ…クレーンで釣られてるこいつが本当の火の神だと思うんですよ、高さ的にも水の神とばっちり向かい合わせになってます。今度乗った時にチェックしてみてください。

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ロストリバーデルタからポートディスカバリーを抜けて、ケープコッドに向かう道中、キャラクターグリーティングの嵐、マックス、チップとデール、インクレディブル夫妻、エドナ・モード、とんすけ、ミスバニーなどが目白押しだった。

逆光が神々しい、エドナ。わざとマントをつけて行ったら怒られるのだろうか。

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この可愛らしさ。うちのウサギにも少しは見習ってもらいたいものだ。

ds


続く。

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ミッドサマー(字幕版)
ビョルン・アンドレセン
2020-06-17


レジネコ (文春e-book)
キューライス
文藝春秋
2021-09-24

バイトのネズミダくん (文春e-book)
キューライス
文藝春秋
2021-10-21

スキネズミ 1 (1) (書籍扱いコミックス)
キューライス
秋田書店
2021-08-19

ネコノヒー 4
キューライス
KADOKAWA
2021-02-27

悲熊 1巻 (LINEコミックス)
キューライス
LINE Digital Frontier
2020-10-15



間違いを正した、のか?ディズニーシーでのお話の続きですが、海底から無事に生還して手指を消毒して、ミステリアスアイランドを後にしました。時刻は11時、道すがらザクロが実をつけていたけど、採って食べたら怒られるのだろうか。ミッキー広場に行き、11時35分のミッキー& ... MORE
間違いを正した、のか?


逆襲のペン 看板 のコピー






ディズニーシーでのお話の続きですが、海底から無事に生還して手指を消毒して、ミステリアスアイランドを後にしました。時刻は11時、道すがらザクロが実をつけていたけど、採って食べたら怒られるのだろうか。
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ミッキー広場に行き、11時35分のミッキー&フレンズのハーバーグリーティング ”タイム・トゥ・シャイン ”に備えて待機、いわゆる「地蔵」をする。シールのある場所で待機することできっちり他のゲストとの間隔が開く仕組みになっている。
ショーが始まるまで日傘をさして、再び文庫本「ししりばの家」を読む。砂だらけの家でそれを普通に受け入れる夫婦の謎…面白すぎる…。

グリーティング始まる五分前になると、皆立ち上がり、日傘をさす者も、カチューシャをする者も、いなくなる…しっかり訓練されたディズニー人たちの集団。


 ”タイム・トゥ・シャイン ”…輝いてました。
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グリーティングが終わり、ホテル・ミラコスタ二階にあるレストラン「オチェーアノ」に行き、ランチブッフェを食べる。だいぶ前からしっかり予約しておいたのだ。ブッフェ…それはロマン…ネコノヒーがブッフェ好きなのは私がブッフェ好きだから…。

d


4人がけの席に一人で通され、スマホでQRコードを読み取り、ドリンクメニューを見せてもらったがドリンクは水で十分の人間なのでお断りをした。
5300円のブッフェ に別料金でドリンクをつけられるほど、心が裕福ではない

料理を取る際はマスクをして手指を消毒したのち、使い捨てのビニール手袋をして取る仕様になってます。

イカとイタヤ貝のマリネ、ほうれん草とオニオンのケークサレのタプナードソース、シュリンプとあさりのサラダ、ローストビーフ、など凝った料理が目白押し。これぞブッフェ。
これを私が作るとしたらどうだろう…あさりを買ってきて砂抜きして、エビの背腸を爪楊枝で取って…」と考えると、そんな手の込んだ料理がひょうひょい皿に載せられる、豪華さ…。
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どれもとても美味しかった。でも、やっぱりマイルドカレーを食べてお腹を満たしてしまうあたりがネコノヒーの作者であるゆえんか。これもとても美味しかった。

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スイーツコーナーにショートケーキあったのも嬉しかった。いろんな凝ったスイーツよりも苺と生クリームとスポンジのこいつが私は一番好きなので…。


周りはカップルや家族連れのなか、4人がけのテーブルに一人座って、一言も発せず黙々と食事を平らげましたが、そんなこと全く気になりませんし、まわりもそんなこと気にしないものです。
そして、嬉しいことに開いたお皿や使用済みのビニール手袋は即座にキャスト様に撤去して頂けるし、水も少なくなれば即座に注いでくれてありがたい限りでした。


レストランをあとにして、ミラコスタの長い回廊を渡って、ウエディング施設をなんとなく観察したりなどしていました。ショーケースのなかの幸せそうな新婚夫婦の笑顔、巨大なウエディングケーキ、婚礼衣装を着たミッキーとミニー…、え…?あなたたちって結婚してたっけ?

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せっかくなので、ミラコスタ玄関から外へ出て、もう一度、正面エントランスから入園。朝と違って全く人がいない。文字通りガラガラである。

っh


せっかくなのでキャストの方に珍しく記念写真を撮っていただく。あえてポーズを取らない、写真撮られ慣れしていない昭和一桁のおじさん風ポーズで撮ってもらった。


っっっh



そのあと、ニューヨーク市保存協会の招待により、廃墟となったホテルハイタワーの見学会に足を運ぶ。
保存協会員の方に誘われ、行方不明中のハリソン・ハイタワー三世氏の書斎に通されるが、ステンドグラスが動き始めハイタワー氏の警告が発せられ、呪いの像が忽然と消える。

しかし、保存協会員の方はまるで何もなかったかのように平然と我々を貨物室に案内する、「もしやこの人たちはあの像とグルなんじゃないか…」と疑念を感じる。


貨物エレベーターなるものに乗ってホテルの上層階の見学に移るが、なぜかシートベルトの着用を促され、黄色い紐を引っ張って再度の確認も行われる、ホテルの上層階を見学するだけなのに、なぜ、このようなことをするのか…「やっぱりこの人たちは何か知ってるんじゃないか?」と疑念は強まる。

 
エレベーターが動き出すと、緑色の二つの眼光がかなたで輝きあの像の笑い声が鳴り響く。

はめられた…」私は自分の愚かさを恥じる。 やっぱりあの保存協会員の連中はこの事を知っていたのだ。


上昇すると目の前に鏡が現れ、愚かにもエレベーターに拘束された我々の姿が映り、ハイタワー氏の声が聞こえてくる、「さあ、手を振ってこの世の自分に別れを告げたまえ」。我々はこれからあの呪いの像に呪い殺されるのだ。周囲の人々はすべてを諦めて、気が触れたのかヘラヘラ笑いながら手を振っている…
 

その後、呪いの偶像の力により何度もエレベーターを上下に揺さぶられるもなんとか生還を果たす。ホテル見学ツアーのはずが、あと少しで死ぬところだった。それだと言うのに保存協会員たちは「おかえりなさ〜い」などと何知らぬ顔をしている…。

c


続く。

 
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レジネコ (文春e-book)
キューライス
文藝春秋
2021-09-24

スキネズミ 1 (1) (書籍扱いコミックス)
キューライス
秋田書店
2021-08-19

バイトのネズミダくん (文春e-book)
キューライス
文藝春秋
2021-10-21

ネコノヒー 4
キューライス
KADOKAWA
2021-02-27


その用心深さをなぜチージュに発揮しない。昨日、久しぶりにディズニーシーに行ってきました、もちろん一人で。しばらくその時のことをつらつら書いていきますね。20周年を迎えたシー。しかし、コロナ禍で様々な制約が課されていて、キャストもゲストも「仕方ないよね…」が ... MORE
その用心深さをなぜチージュに発揮しない。


スキネズミ  栗3-1 のコピー
スキネズミ  栗3-2 のコピー






昨日、久しぶりにディズニーシーに行ってきました、もちろん一人で。しばらくその時のことをつらつら書いていきますね。


20周年を迎えたシー。しかし、コロナ禍で様々な制約が課されていて、キャストもゲストも「仕方ないよね…」が合言葉になってしまっているのが悲しいです。でも、やっぱり楽しいです。


その日は見事な秋晴れで雲ひとつなく、気温も高め。
10時オープンで9時半には現地に着き、一人オープンを待つ。日傘をさして黙って文庫本「ししりばの家」を読む。 夏から秋にかけてはディズニーに日傘は絶対に必要なアイテムです。

私の前に男性一人が待機していて「一人男ディズニー仲間か?」と思いましたが、列が動き始めると慌ててスマホで誰かとやりとり、どうやら彼女が迷ってしまっているご様子でした。


インするとキャストの皆様が旗を振ってお出迎えしてくださり、祝祭感アップ。

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「ソアリン」と「トイマニ」のスタンバイパス時間を気にしつつ、さっそく人気のショー「ビックバンドビート・ア・スペシャルトリート」のエントリー受付(抽選)をスマホで行い見事に当選

ついてる。天は我に味方せり…。


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その足で「センター・オブ・ジ・アース」に赴き、15分待ちで乗る。100分待って乗ってた時代が遠い過去…。

マグマサンクタムにあるネモ船長の研究机、そこにはネモ船長のものと思しき鞄が掛けられてるんだけど、大きくNの文字。自分の頭文字を鞄に刻印しちゃう船長…かわいい。

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システム調整にビクビクしつつも地底の乗り場に到着、いつも右側に乗るけど、今回は左側に乗ってみる。やっぱり右側の方が見所多めか…。左側の利点を挙げるとすれば「炎の熱をより感じられる」ことか。


地底から生還したのちその足で「海底2万マイル」に赴く。10分待ち。すぐに海底に到着。このアトラクション実はかなり大好き。というか、海底に眠る難破船とかそういったものが好き、タイタニックの残骸とかも好き。でも、実際の海底は水圧とかかなり怖いので、ミステリアスアイランドの安全に提供される海底には感謝。

巨大イカに襲われ、制御不能になった潜水艇をアトランティス人たちが助けてくれるというストーリーも大好き。
壁に一瞬映る潜水艇の影、その後ろの部分にアトランティス人たちが三人ついて、浮上せさせてくれる。


普段海底にいるということは浮上することはかなり身体に負担をかけるだろう、それでも潜水艇を押し上げてくれるアトランティス魂に涙が出る。
いや、本当に少し泣いちゃう。

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つづく。

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レジネコ (文春e-book)
キューライス
文藝春秋
2021-09-24

スキネズミ 1 (1) (書籍扱いコミックス)
キューライス
秋田書店
2021-08-19

ネコノヒー 4
キューライス
KADOKAWA
2021-02-27

スキウサギ 5 (5) (書籍扱いコミックス)
キューライス
秋田書店
2021-03-18



 

 東京ディズニーシーのアトラクション「レイジング・スピリッツ」について思うところ書きます。一回転するスリルが楽しいこのコースター、バックグラウンドストーリーもしっかりあって楽しい。ジャングルで発掘された神殿で、二つの石像を発見。それらは火の神「イクチュラ ... MORE

 東京ディズニーシーのアトラクション「レイジング・スピリッツ」について思うところ書きます。


一回転するスリルが楽しいこのコースター、バックグラウンドストーリーもしっかりあって楽しい。


ジャングルで発掘された神殿で、二つの石像を発見。それらは火の神「イクチュラコアトル」と水の神「アクトゥリクトゥリ」と判明。
遺跡を当時のように復元しようとした作業員は、この二つの神の像を向かい合わせに配置してしまう。
すると神々の怒りによって炎が巻き上がり、水が噴出し、発掘現場の貨車のレールまでもがぐにゃぐにゃに曲がってしまった!

それをたまたま、発見した現地ガイドのパコが「こりゃ金になるぜ!」と、研究員に賄賂を渡して、ゲストを乗せるようになった、というのは私が今考えたガセ。 

ちなみに水の神「アクトゥリクトゥリ」の像はアトラクションの内部の奥側にあって膨大な水を吹き出しまくってます。えーと…
dhs_0001のコピー
こんな感じの石像です。で、それに向かい合った火の神「イクチュラコアトル」なんですけど…
s
これだと思うじゃないですか、このアトラクションの顔だし、裏面にも同じように顔があって、水の神と向わせになってるとも言えるし…。
でも、像の高さ的に水の神と向き合ってないんです。本当の火の神「イクチュラコアトル」は…
ボンバルボン _0001のコピー
これだと思うんです。アトラクションの中の部分、火が灯った台座の上に吊られてるんですけど、こっちが本当の火の神だと思うんですが、どうでしょうか?。外からは微妙に見えない位置にあるため、写真も上手く撮れません。

え、でも、じゃあ、待ってくれ
ds
それでは、この石像はなんの神なのか…
アステカ神話において「二面性の神」を表し、「対立する二つ(男と女、光と影、静と動、など)を兼ね備えた完全なる存在、太陽神オメテオトルがモデルなんじゃないかと私は思います。両面に顔があることの説明もそこでつきます。

本来なら火と水の調和によって完成される豊穣の神や太陽神に捧げ物をする神殿だったのではないでしょうか?

いかがでしょうか?

あz
ところで、キューラインの途中にあるこれ、
いかにも縄で吊られているように、不安定に揺れ動くところが好きです。もちろん安全のため実際はしっかり固定されているものでしょう、それをいかにもな動きで「吊ってる」風に見せるこだわりにここを通るたびに「ナイス揺れ!」とサムアップしたくなります。


以上に書いたことはすべて私の仮定なので信じるか信じないかは自分で判断してください。


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ネコノヒー 4
キューライス
KADOKAWA
2021-02-27


スキウサギ 5 (5) (書籍扱いコミックス)
キューライス
秋田書店
2021-03-18


あばれネコ
キューライス
KADOKAWA
2020-09-25


 

18時、いよいよ、プレビューチケットを使ってリニューアルされた「タートルトーク」へ赴く。   ここではウミガメのクラッシュとゲストのコミュニケーションが楽しめる。 アトラクションに「会話」というコミュニケーションを導入するとはさすがである。   いつもながらクラ ... MORE

18時、いよいよ、プレビューチケットを使ってリニューアルされた「タートルトーク」へ赴く。

 

ここではウミガメのクラッシュとゲストのコミュニケーションが楽しめる。

アトラクションに「会話」というコミュニケーションを導入するとはさすがである。

 

いつもながらクラッシュの受け答えは軽妙で楽しい、リニューアルによって、いろんなパターンが楽しめるそうだが我々が出くわしたのはシロイルカのベイリーがエコロケーションを披露してくれるパターンだった。

 

う~~~~~」と言いながらおでこの部分がぼこぼこ動くあれだ。

 

どんな質問をしたら一番面白いクラッシュの回答を引き出せるか…」を本気で考え込んで、結局毎回、質問候補者として手をあげられない、そんな私とウサギであった。

 

(ここでクラッシュの絵を描きたいところではあるがラセターに怒られたら怖いのでやめておく)

www.tokyodisneyresort.jp

 

19時、プレビューチケットを使い新アトラクション「ニモ&フレンズ・シーライダー」に乗り込む。

人気アトラクション「ストームライダー」を廃止して作った経緯もあり、新しいアトラクションの誕生を素直に喜べない人も多いと聞く。

 

「ストームライダー」の大ファンだったというウサギをは「俺のデイヴィスを返せ…」とブツブツ言っている。

 

乗船する前にキャストの方がことのあらましを説明する。

なんでも電気を通すと小さくなるチヂミニウムという新素材を発見し、その素材で作られたのが潜水艇シーライダーなのだそうだ。

 

ということは人が乗ったまま、シーライダーが小さくなったら中の人間は「ぴゅちっ」っとなってしまうのではないか?と危ぶんだが、そこはうまいことシーライダーの中の人間も縮むのだそうだ、安心である。

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シーライダーに乗り込んだ我々はお魚サイズに縮み、海中に潜航する。

 

海の中はニモやドリー、マーリンなどでいっぱいだ。楽しい仲間たちと美しい海の中を探索する。行き先や展開も何パターンかあるらしい、水しぶきがちょっとだけ飛んでくる。

 

映像の動きがなかなか激しいので酔いやすい人は要注意だ、酔いに強い私でさえ少し気持ち悪いと感じてしまった。

 

しかし、ニモたちとお魚のサイズになってちょっとした冒険ができるのは非常に楽しい体験であった。とくに子供さんは大喜びすること請け合いであろう。

 

 その後、私はウサギと連れ立って、メディテレーニアンハーバーへ向かった。

画家のカナレットに由来したイタリアンレストラン「リストラン・テ・デ・カナレット」をプライオリってあるのだ(予約してあるのだ)。

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シーのレストランの中では高級な部類にあたるこのレストラン、

高い天井に、

本格的ピッツァ窯、

LEDじゃないテーブルランプ、

ちょっとずつ運ばれてくる料理

デートするのにもってこいの雰囲気だが、こっちの連れ合いは残念ながらだ。

4200円のディナーコースをそれぞれ注文する。

 

鴨肉と砂肝のコンフィ、バルサミコソース、三種のラビオリ、マルサラソース、鶏肉のインヴォルチーニ…次々に運ばれてくる美味しい料理の数々、マルサラソースやインヴォルチーニがいったいなんなのか正体はわからず仕舞いだったが、美味しいものは美味しい。

 

変わった盛り付けのティラミスも面白い。ハイタワー三世がそっと葉巻を置いたみたいにも見える

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また、あったかいパンが食べ放題なので糖質制限を真っ向から否定したい人にはたまらないお店であろう。

 

ワインが進み酔いも回ると、かつてないほどの眠気に襲われる、この日午前一時から起きてるのだから当然だ。

ウサギと「アナとエルサどっちを選ぶ?」という果てしなくどうでもいい議論をしていた所、気がついたら時刻は22時を過ぎていた。

 

我々はそそくさと冒険とイマジネーションの海を後にした。

やっぱりディズニーリゾートは愉しい、それから帰りがてらウサギの奴がしれっとステラ・ルーのぬいぐるみを買っていて少しゾッとした。

 

というわけで長きに渡ってお送りしたディズニーシー冒険記もこれでおしまい。

最後は俳句で締める。

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エルサは冬の季語

 

おしまい

 

www.tokyodisneyresort.jp

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そのあと、私たちは何をするでもなくボーッと水上を揺蕩うアトラクション、アクアトピアを楽しむ人々をじっと観察して楽しんだりした(我々は乗らない)。 こころから楽しんでいる様子のゲストを遠巻きに眺めていると、なんだか穏やかな気持ちになれる。 15時25分、またして ... MORE

そのあと、私たちは何をするでもなくボーッと水上を揺蕩うアトラクション、アクアトピアを楽しむ人々をじっと観察して楽しんだりした(我々は乗らない)。

こころから楽しんでいる様子のゲストを遠巻きに眺めていると、なんだか穏やかな気持ちになれる。

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15時25分、またしてもアメリカン・ウォーター・フロントに舞い戻り、ライブショー「ビッグ・バンド・ビート」が行われる劇場を訪れた。

「ファッショナブル・イースター」を観る前に抽選機で見事に当選、E-1-8という素晴らしくいい席を引き当てたのだ。

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この抽選はなかなか当たりを引けないことが有名で、

私の知人などは外れたときの「てぅるるるるぅん」という音を聞いただけで守備力がぐっと下がるらしい。

 

私とウサギは得意げに座席指定券をキャストの方にかざしながら、ものすごく内装が立派なブロードウェイ・ミュージックシアターに入っていった。

昨年に大幅なリニューアルを果たしたばかりのショー、さて如何なものか。

 

…見 終わった感想を端的に述べるならば。

 

 

最高

 

 

この一言に尽きる、とくにグーフィーが素晴らしい。

 

あの長身で繰り出す華麗なステップと流麗な動きはまるで全盛期のキャブ・キャロウェイ。(グーフィーは恐れ多くて描けないのでキャロウェイにしてあります)

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生歌、生演奏なのもこのご時世いかにもリッチだし、ミッキーのドラム演奏は石原裕次郎よりも男前だ。

 

ディズニーシーの安くはないパスポート料に不満を持つ人がいるならば、是非、このショーを見てから言って欲しい。

きっと元が取れるくらいの感動を手にすることができるだろう。おすすめだ。

 

もちろん抽選に当たればの話ではあるが…。

 

 

30分のショーで両手のひらが痛くなるくらい拍手した、私とウサギはまたあてもなく歩き出した、「タートル・トーク」のプレビューチケットは18時から、時刻は16時半。

 

散歩がてらアラビアン・コーストへ向かってみる。

 

映画「アラジン」の世界が広がるこのテーマポートは文字通り中東。

そして、おそらく地球上でもっとも平和な中東であろう。

 

人々はカレー味のポップコーンを食べたり、王子王女との写真撮影に夢中だ、あの悪の魔術師・ジャファーでさえも小さな子供との記念撮影に快く応じている(あごのところのブツブツがちょっと怖い)。

 

そのままアラビアン・コーストを抜けて、ロストリバー・デルタに出る。

ふらっと「レイジングスピリッツ」というジェットコースタータイプのアトラクションに乗ることにした。

 

このアトラクションもシングル・ライダー制を施行していて、一人ならば問答無用で待ち時間なしでサクッと乗れるのだ、ウサギにはまたしてもぬいぐるみのふりをしてもらい、あっというまに滑車に乗り込みバーを肩に下ろす。

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火の神と水の神の石像を向かい合わせにしたところ、神の怒りが発動、貨車のレールが360度曲がり、火が出たし、風も吹いたし、水も出たらこんなアトラクションになったそうだ。

 

正面に鎮座する火の神イクチュラコアトルの石像は迫力があって素敵だ、

「愚かな人間どもめ!我が怒りと憎しみを知るがいい!」なんて言いながら動き出してくれたらいいのに。

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なにはともあれ、ランドとシーを合わせても乗り物が垂直に一回転するのはここだけ。32歳にはなかなかキツイGがかかる、しかし、それが楽しかったりする。

 

つづき

 

www.tokyodisneyresort.jp

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「ファッショナブルイースター」を見終えた我々は空腹を覚えたので遅めの昼食をとることにした。 ロストリバーデルタに戻りミゲルズ・エルドラド・キャンティーナを訪れた。 実は初めて入る店だ。 一攫千金を夢見てこの地を訪れた人々の憩いの場であるここは、タコスやトルテ ... MORE

「ファッショナブルイースター」を見終えた我々は空腹を覚えたので遅めの昼食をとることにした。

ロストリバーデルタに戻りミゲルズ・エルドラド・キャンティーナを訪れた。

実は初めて入る店だ。

一攫千金を夢見てこの地を訪れた人々の憩いの場であるここは、タコスやトルティーヤなどのメキシコ料理が食べられる。

私とウサギは1580円のビーフプレートのセットを注文した。

 

もし日常生活でこのお値段のランチに出くわしたら「中川!帰るぞ!」と息巻いて店を後にするところだが、ディズニーリゾートにいる間だけは無制限にお金を使うことに私は決めている。

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スパイシーなトマトソースのかかった牛肉は思った以上にしっかりメキシコしていたし、ソンブレロをかぶったドナルド・ダックを模った飯とトルティーヤも可愛らしい。私とウサギは無言でムシャつき、アイスコーヒーを啜った。

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ところでよく「友達や恋人とじゃなくて、ウサギなんかと一緒にディズニーに行って楽しいんですか?」と訊ねられるが、

正直に言えば、楽しい

 

ずっと半笑いだ

 

友達や恋人と行くと、結局のところお互いに気を使って自分勝手で自由なディズニーができない。

しかし、その点ウサギと行けばほんとうに自由に園内をウロつけるというもの、気を使う必要は無い、だって一緒にいるのはただのウサギなのだから…。

 

なんの目的もなくSSコロンビアの甲板に上がってぼーっとしてたら、彼女に「私といるとつまらない?」なんて言われる…、そんな心配もない。

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人の目が気になるという人もいるが、まわりのゲストたちは各々が楽しむことに夢中なのであって、ウサギと来ている人のことなどなんら気にしてなどいないのだ。

 

腹を満たして外に出る、ふとこの店の下で行われているドナルド・ダックのグリーティング「サルードス・アミーゴス」が気になり、柵から身を乗り出して下を覗き込む、時々、ちらりとゲストと写真撮影に興じるドナルドの姿が見える、

もう少し乗り出してなんとか見ようと試みる、

 

ふと気がつくと自分の両サイドにチップとデールが来ていて、「お前は何を見ているのだ」というようなジェスチャーをされて嬉しかった。

 

ポートディスカバリーでは「Mr.インクレディブル」のスーパーヒーロー、ボブに遭遇した。

せっかくなので写真撮影をお願いすると、キャストの方に「もう少し広いところへ移動します」と言われそこまで移動することになった。

 

すると、ボブにむんずと肩を掴まれ、そのまま歩き出した。

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貨物列車を片手で持ち上げる怪力の持ち主であるボブである、逆らったら肩を「めこっ」っとされること請け合いだ。

 

私は大人しく肩を組み、二人で数分ほどポートディスカバリーを闊歩した。

私、ウサギ、ボブの三人で記念撮影。こうしたキャラクターとの触れ合いもディズニーリゾートの醍醐味であろう。(このあとボブは外人の赤ちゃんを号泣させていた)

 

つづく

 

 

 

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魔宮から命からがら脱出することに成功した私のとウサギ。 さっき取得した「センター・オブ・ジ・アース」のファストパスの時間になったのでミステリアス・アイランドへ向かう。   ジュール・ベルヌの小説を題材にしたこのテーマポートはミステリアスな男、ネモ船長の秘密基 ... MORE

魔宮から命からがら脱出することに成功した私のとウサギ。

さっき取得した「センター・オブ・ジ・アース」のファストパスの時間になったのでミステリアス・アイランドへ向かう。

 

ジュール・ベルヌの小説を題材にしたこのテーマポートはミステリアスな男、ネモ船長の秘密基地だ。

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ネモ船長はこの島でいろんなことを研究したり、海底に潜ったり、飛んだり、穴を掘ったり、潜水艦の体当たりで船を沈めたりしているのだ。

 

謎に包まれた男…

 

「ネモ」というのも本名ではないという説もある、だから、もしかしたら本名は「根本さん」なのかもしれない…。

 

そんな船長の研究室を突っ切るようにして歩を進め、テラベーターと呼ばれるエレベーターに乗り込み、一気に地底800メートルまで降りていく。

 

地底のベースステーションにはたくさんの人々でひしめいていた、

地底の底まで観光せずにはいられないなんて、ホモサピエンスはなんて強欲な哺乳類なんだ」とウサギが呟く、さっき両手にターキーレッグ持ってモグモグやってた奴の言う台詞か。

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地底走行車に乗ると、そこには幻想的な美しい地底の世界が広がっていた。

細かくは説明しない、是非今度乗っていただければと思う。

突然、現れた地底の怪物に急襲されて、猛スピードで脱出したりなんてことは絶対に起きないので安心してもらいたい。

 

ミステリアスアイランドを出た我々はなんの目的もなしに何気なくまたアメリカン・ウォーター・フロントに戻っていた、時刻は11時40分。

 

すると偶然、新しいお友達ステラ・ルーの「グリーティング・ドライブ」が行われていた。

オープンカーに乗ったミッキー、ダッフィー、そして、ウサギのステラ・ルーがゆっくり移動しながらこちらに手を振ってくれていた。

健気な感じがすごく可愛い、ふと横のウサギを見るとガタガタと小刻みに震えながら両手を固く握り締めていた、

おウサギ様のお車が通るぞ…おどきさっしゃりまぁせぇぇ」とブツブツ呟くウサギの影がいつもより黒く見えた。

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12時をまわった頃、我々はリドアイルという離島に行き、クッションを敷くとそこに座り、二時間ほどひたすら待機する

14時に開催されるハーバーショー「ファッショナブル・イースター」を見るための待機である。

 

「ちょっと御手水に行ってくる」とウサギが席を立った、私は半藤一利の「昭和史残日録1926」を紐解く、東京ディズニーシーで読むのはあまりに場違いな本だが、昭和史は面白い。

しばらくして戻って来たウサギはどこで買ったのか、ジェラートのバニラ味をペロついていた、もちろん私の分など無い。

シーで昭和史の本なんて読んでる奴はサッカリンでも舐めてればいいのさ」と吐き捨てるように言われた。

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「ファッショナブル・イースター」は色とりどり、4タイプのダンサーさんたちの衣装が華美で素敵だった。

一瞬だけど大好きなハリー・ベラフォンテの「ジャンプ・イン・ザ・ライン」が編曲に組み込まれていて嬉しくなった。

脳裏に映画「ビートルジュース」で披露された、ウィノナ・ライダーの空中ダンスがよぎる。

可愛いくて格好いいキャラたちを半笑いで見送る32歳の私とウサギであった。

 

つづく

 

 

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恐怖の心霊ホテルから無事に生還を果たした我々は、ブラブラと適当に歩き始めた。   今やダッフィー村と化してしまったケープ・コッド、鱈が名産の小さな港町感が素敵だがウサギに言わせると「生臭さが足りない」のだそうだ。   ポート・ディスカバリーを突っ切って、太古 ... MORE

恐怖の心霊ホテルから無事に生還を果たした我々は、ブラブラと適当に歩き始めた。

 

今やダッフィー村と化してしまったケープ・コッド、鱈が名産の小さな港町感が素敵だがウサギに言わせると「生臭さが足りない」のだそうだ。

 

ポート・ディスカバリーを突っ切って、太古の遺跡が発掘されているロストリバー・デルタへ出た。

密林にひっそりそびえ立つ太古の寺院、秘宝を奪おうとする人間を狙う数々の罠、吹き矢…、猿の脳みそシャーベット…、思わず耳から冒険汁が溢れ出そうになる。

 

クリスタルスカルの魔宮の前に生贄台が置いてあったので、うさぎを生贄にして記念撮影をした。

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アデ…ドュイ…デンベラァ…我に力を与えよ!」と思わず人形に自分の魂を移す某ホラー映画のセリフまで飛び出す始末。

 

そんな高いテンションのまま、私たちは「インディ・ジョーンズ アドベンチャー クリスタルスカルの魔宮」に乗ることにした。

シングルライダーという一人のゲストなら問答無用にゼロの待ち時間で乗れるという荒技があるのだ。(ウサギには申し訳ないがこのときだけぬいぐるみの振りをしてもらった。)

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このシングルライダー制度は「あ、あのひと、一人で来てる…」的な周囲の目さえ気にしなければ、最高の発明といえるだろう。

 

魔宮の中はいたるところヒビが入り、蔦は伸び、生贄の人骨が散乱しており、おどろおどろしい壁画もある、魔宮感満載だ。

 

壁に開いた穴から太陽の光が射し照らし、その光を反射する大きな鏡、時間によってはその光の反射がこの魔宮のどこかにあるという伝説の「若さの泉」を指し示すのだろうか…、その感じが極めて「失われたアーク」っぽくてヘソから探検汁が出そうになる。

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本当ならそういう仕掛けをじっくり見たいが、こちとらシングルライダー

待ち時間は皆無だ。どんどん乗り場へと歩みを進めていく。そして、あっという間にジープ乗り場にたどり着いた。

 

薄暗い魔宮のなかをジープに乗って疾走するウサギと私。

物見遊山気分の観光客にクリスタルスカルの怒りと呪いが爆発、虫や蛇や吹き矢、様々な罠が降りかかった。

 

そして、最後にインディジョーンズ博士お約束の巨大な岩石が転がってきた。

志村が歩けばタライに当たるように…

上島竜兵の目の前には熱湯があるように…

ジョーンズ博士が現れる場所には巨大な岩が転がってくるのである。

 

すんでのところでそれを避けることに成功する我々。

無事、もとの場所へたどり着くと、同じく岩石を避けることに成功したジョーンズ博士が見送ってくれた。

このときの博士の挙動に注目してほしい、右手につけた腕時計で時間を確認しようとするが、腕時計が見当たらず、「どこかで落としたのか?」と、下の方を見回したりしてているのだ。

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実に細かくて素晴らしい(私の思い込みかもしれないが)。

 

つづく

 

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